食品製造業 A社様
請求照合を自動化!様々なプラスα効果で運賃コストを削減!!!
運賃マスターズ (トラック 運賃計算 シミュレーション)の導入事例
企業データ
◆所在地・・・・本社(大阪)・工場(和歌山)
◆業種・・・・・食品製造業
◆資本金・・・・9000万円
◆年商・・・・・70億
◆従業員数・・・200名
◆利用運送業者数・・14社
システム化のポイント
- 請求照合作業の自動化
- 運賃シミュレーションで最安値を算出
- 日次レベルで出荷単位の運賃を把握
導入の経緯
A社様では、3項目の業務改善を考えておられました。
1.請求照合作業の手間を減らしたい
請求照合作業に1ヵ月100時間以上かけていたが、それでも全体の20%のチェックしか出来ておらず、請求内容が間違っていることも多々ある為、そのままの受け入れも出来ず困っていました。
導入前のフロー (請求照合作業)
運送会社から送られてくる請求書の運賃チェックに、4人の事務員で3日間を費やしていました。
一定金額以上の運賃のみチェックを行い、低額の運賃はノーチェック状態でした。
2.結局どの運送会社が安いのだろう?
運賃の計算は非常に複雑である為、単純に何処の業者が高いか安いかの判断がつきませんでした。
また、安くしてとお願いしたところで、運賃を下げてもらえるわけもなく、何らかの判断基準が必要であると感じていました。
導入前のフロー (配送地区に対する利用運送会社の決定)
基本方針として、配送先の地区により利用する路線を決定していました。
あとは出荷時に、現場担当者の判断で安いと思われる運送会社を選択し出荷を行っていました。
3.日次レベルで出荷に対する運賃が知りたい
基幹システムで行っている出荷管理では、運賃計算を行う事が出来ない為、運送会社毎に発生する運賃は、翌月に送られてくる請求書を確認するまで把握出来ず困っていました。
導入後フロー
システム導入の効果
課題
各運送会社からの請求に対する
チェック作業の効率化
運賃マスターズ 導入後
請求照合作業を自動化し、
運賃に差異が生じているもののみをチェックする運用を実現。
作業効率化・過払い防止によるコスト削減効果
800万円/年
照合作業担当者数を、4人から1人に減らす事が出来、人件費の削減を実現。
人件費削減によるコスト削減効果
240万円/年
配送地区ごとに最適な運賃を把握し、
利用する運送会社の見直し。
運賃計算シミュレーション機能を利用し、
過去の出荷実績データより最安運送会社の算出を実現。
運送会社見直しによるコスト削減効果
600万円/年
運賃コスト削減効果 合計1,640万円/年
お客様の声
導入時に苦労した事として、各運送会社との契約条件を把握する事でした。
正しい契約条件を元にマスタの整備を行う事が出来なければ、当然正しい運賃が計算する事が出来ず、結果として自動請求照合処理も正確に行う事が出来ません。
整備したマスタより請求照合を行い、差分の原因を調査し、マスタに反映させ精度を高めていった結果、ほぼ運賃の違いが生じないレベルになりました。
現在、発生している運賃差異のほとんどが、個数もしくは重量の取り違いといったところです。
運送会社と出荷データの交換を行う事が出来れば、この取り違いもなくなり、さらに精度が高まると考えています。
今後の課題として取り組んでいく予定です。